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ウイルス定義データベース
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(2012/05/17 01:34)

鹿児島大学

「ウイルス対策ソフトウェア7製品を、実際に使用・試用して比較しました。NOD32アンチウイルスが最も優れていました」鹿児島大学 学術情報基盤センター センター長 情報システム開発部門 教授:升屋正人氏

学生・教職員向けにNOD32アンチウイルス、14,500ライセンスを購入した鹿児島大学 学術情報基盤センター センター長 情報システム開発部門 教授 升屋正人氏に、NOD32アンチウイルスへの評価をくわしく聞いた。

  • 鹿児島大学 学術情報基盤センターの概要

-- 鹿児島大学 学術情報基盤センターの概要についてお聞かせください。

鹿児島大学 学術情報基盤センターは、鹿児島大学全体のネットワークの設計、構築、運用および学生、教職員のコンピュータ使用の管理を行っている部門です。直接管理しているコンピュータは、パソコン教室のマシンなど約1,000台。間接管理しているコンピュータは、理論上の最大値として14,500台になります※1。 学術情報基盤センターの役割は、大きくは、企業における情報システム部門と同じです。現在のセンター職員数は10名。あらゆる仕事は、なるべくアウトソースせず自分たちで行うよう心がけています。

鹿児島大学キャンパス風景 鹿児島大学キャンパス風景

鹿児島大学は、学生、教職員あわせて14,500人と、国立大学としては、人数が多い方です※2。14,500人のパソコン使用を10名で管理するには、創意工夫が必要になります。今回のNOD32アンチウイルスの導入も、少ない人員で大量かつ不特定※3のパソコンのセキュリティを管理していくための、創意工夫の一環です。

※1 「間接管理の対象が最大14,500人」とは、「学内ネットワークに接続可能な人数が、学生、教職員合わせて計14,500人いる」ということを指しています。なお、大学においては、企業と違い家庭で使っている私物ノートパソコンなどを、大学に持参して学内ネットワークに接続することが可能です。

※2 国立大学で教職員数が最も多いのは、東京大学、九州大学などの旧帝国大学系の大学です。鹿児島大学は、その次ぐらいに人数が多い国立大学です。

※3 大学の場合、客員教授や特任教員など「大学に籍はおいていないが、鹿児島大学にいて講義や研究を行っている人」もいます。「大学にいる人」の人数は常に変動し、正確な把握が困難です。

  • 鹿児島大学ではNOD32アンチウイルスをどのように活用しているか

-- 鹿児島大学ではNOD32アンチウイルスをどのように活用していますか。

鹿児島大学は、2008年3月にNOD32アンチウイルスのライセンス14,500人分を購入しました。

鹿児島大学の学内ネットワークに接続する可能性がある人数は約14,000名です※1。 NOD32アンチウイルスは、それら14,000名が使用するパソコンのウイルス対策を確保するために購入しました。

14,000人の内訳は以下のとおりです。

学部学生
- 大学生 :  9368名
- 大学院生 1831名
- 社会人選抜入学 85名
 
  (合計) 11284名
教職員
- 教職員 :  2444名
- 直属の小中学校の教職員 98名
 
  (合計) 2542名
(合計) 13826名

(平成19年5月11日の時の数字)

※1 学生数、教職員数は毎年変動するので、余裕をもって14,500ライセンスを購入しました。

  • なぜNOD32アンチウイルスを選んだか

-- 数あるウイルス対策製品の中からNOD32アンチウイルスを選んだ理由は何ですか。

NOD32アンチウイルスを選んだ理由は、性能です。

鹿児島大学では、企業向けウイルス対策ソフトウエアのうち7製品を、実際に使用・試用して比較しました。その結果、NOD32アンチウイルスが最も性能が優れており、かつ価格がリーズナブルであると分かったので採用しました。

  • 何を要件にして、製品を比較検討したか

-- 7製品を比較検討するにあたり何を要件としましたか。

製品の比較検討にあたり、以下の5点を要件としました。

  1. ウイルスを確実に検出できること
  2. 動作が軽いこと
  3. 古いOSでも動作できること
  4. ウイルス定義データベースのアップデートに際し、ID、パスワードを必要としない構成も可能であること。
  5. 管理機能が充実していること

それぞれの要件についてくわしく述べます。

動作が軽いことが最重要の要件でした。 動作が軽いことが最重要の要件でした。

第一の要件、「ウイルスを確実に検出できること」について。これは当然の要件といえます。

第二の要件、「動作が軽いこと」について。大学には新旧さまざまなパソコンがあります。メモリが少なく、CPUが貧弱なパソコンも少なからずあります。どんなパソコンでも動く「動作の軽さ」は重要です。

第三の要件、「古いOSに対応できること」について。学内にはWindowsだけ見ても、XP、Vistaはもちろんのこと、NT、ME、2000、98、95など古いOSのマシンもたくさんあります。古いOSでも動く製品が望ましいといえます。

第四の要件、「ウイルス定義データベースのアップデートに際し、ID、パスワードを必要としない構成も可能であること」について。鹿児島大学では、理論上、最高14,500人がウイルス対策ソフトを使用する可能性があります。14,500人それぞれにID、パスワードを個別に発行する運用は非現実的です。

第五の要件、「管理機能が充実していること」について。四年制大学の場合、入学、卒業により、毎年四分の一の学生が入れ替わります。定義データベースのアップデートの管理機能、インストールファイルの配布機能、ライセンス管理機能などにおいて柔軟性が必要になります。

  • NOD32アンチウイルス以外の製品は、何が良くなかったのか

-- NOD32アンチウイルスを含め7社の製品を比較検討したとのお話でした。選外となった製品は、どの点が良くなかったのでしょうか。

今回、大手から中堅にいたるまでのウイルス対策企業、A社、B社、C社、D社、E社、F社の製品、そしてNOD32アンチウイルスを比較検討しました。A社〜F社の製品それぞれの、良くなかった点は次のとおりです。

第一にA社の製品。NOD32アンチウイルスを導入する前の3年間はA社の製品を使っていました。しかしA社の製品は、ウイルス検出力が低く、定義データベースを最新にしていたにも関わらずウイルスを見つけないことが何度かありました。特にゼロデイ攻撃や、潜在的悪質ソフトウエアが検出できませんでした。その後、バージョンアップを通じ、ウイルス検出率は向上しましたが、今度は動作が非常に重くなりました。動作が重い製品は、大学のパソコンでは活用が困難です。

A社はサポートも良くありませんでした。15,000ライセンス導入しているにも関わらず、問い合わせできるのは特定の一人だけ。しかも返答は遅い。不満でした。

第二にB社の製品。かつてB社のゲートウエイ製品を使用していたことがあります。トラブルが多く、学内で悪評が立ちました。そのようなB社の製品を改めて導入すると学内の批判が高まるので、選外としました。

第三にC社の製品。C社の製品はメモリを256MBも使います。最近は半分に減ったそうですが、それでも128MBです。重すぎるので、選外としました。

第四にD社の製品。少し動作が重かったので選外としました。

第五にE社の製品。価格はこの製品が最安でした。しかし、E社の製品を使っている他大学に評判を確認したところ、「Windows Vistaではまともに動かない」という回答が来たので、選外としました。動作が少々、重いのも難点でした

最後にF社の製品。大がかりな管理サーバーを置かないと運用できないようなので、見送りました。 Windows OSとの親和性は、この製品が最も高そうに見えました。しかし、実際に数ライセンスを購入して試用した結果、HotFixを当てたり、パッチを当てたりしないと正常動作しないと分かりました。採用は見送りました。

  • NOD32アンチウイルスはどの点が優れていたのか

-- 最終的にNOD32アンチウイルスをお選びいただきました。先に上げた5つの要件に照らし合わせての、NOD32アンチウイルスへの評価をお聞かせください。

NOD32アンチウイルスは、比較検討した全7製品の中で、先に挙げた5つの要件を最もよく満たしていました。

第一の要件、「ウイルスを確実に見つけること」について。 「NOD32アンチウイルスはウイルス検出率が高い」という評判は、以前から知っていました。実際、使ったところ、A社の製品では検出できないウイルスを NOD32アンチウイルスが見つけることがあります。評判通りだと実感しました。

第二の要件、「動作が軽いこと」について。 実際に7社の製品を使用・試用しました。NOD32アンチウイルスが、もっとも快適に(サクサクと)動きました。

第三の要件、「古いOSでも動作できること」について。 NOD32アンチウイルスは、XP、Vista、NT、98、ME、2000までは「対応」していました。Windows 95については正式サポートはしていないが、おそらくは動作できるはずとの回答でした。OS対応の幅広さは、NOD32アンチウイルスが最も優れていました。

第四、第五の要件、「管理機能の充実」も優れていました。これについては、後ほど詳述します。

NOD32アンチウイルスが機能面で最も優れていることが分かったので、なじみの販売店に見積りを依頼しました。見積りは、リーズナブルな価格でした。 A社の製品の使用をやめ、NOD32アンチウイルスに切り替えることに決めました。2008年3月のことです。

  • NOD32アンチウイルスの管理機能への評価

-- NOD32アンチウイルスの管理機能への評価をお聞かせください。

NOD32アンチウイルスの管理機能は、「ミラーサーバが容易に設置できる」、「インストール方式が多彩」、「事前設定つきインストールが可能」、「インストールそのものが高速」という点が良いと思います。

良い点その1、「ミラーサーバが容易に設置できる」ことについて。今、鹿児島大学では、学内ネットワーク内に定義データベースのミラーサーバを立てています。これにより、学内ネットワーク接続者へのウイルス定義データベースの提供と、入学生、卒業生のライセンス管理とがかんたんになります。具体的な運用は以下のとおりです。

このノートパソコンがNOD32アンチウイルスのミラーサーバー このノートパソコンがNOD32アンチウイルスのミラーサーバー

  1. 学内ネットワークの中にウイルス定義データベースのミラーサーバを設置する。
  2. 学生が家からノートパソコンを持ってきて、学内ネットワークに接続した場合は、そのミラーサーバからウイルス定義データベースを取得できる。この時、ID、パスワードは不要。
  3. そのパソコンを家に持ち帰って、そこからインターネット接続してウイルス定義データベースを取得することも可能。その場合は、ID、パスワードが必要になる。そのID、パスワードは学内イントラネットを通じて提供する。ID、パスワードは一年に一回更新される。
  4. 入学してきた一年生は、学内イントラネットからID、パスワードを取得する。卒業後は、ID、パスワードの取得はできなくなる。 したがって、卒業後は、NOD32アンチウイルスを継続使用ができなくなる。これにより、ライセンス管理が可能になる。

良い点その2、「インストール方式が多彩」であることについて。NOD32アンチウイルスでは、ファイルサーバからのプルインストール、強制的に送り込むプッシュインストール、メール添付によるインストールなど、様々な方式でのインストールが可能です。学生・教職員に、さまざまなやり方で、柔軟にインストールファイルを渡すことができます。

良い点その3、「事前設定してインストールできる点」も良いと思います。ウイルス検査の対象や、ウイルス検出後の処理手順などを、事前に仕込んでだ、「マスター・インストールファイル」を作り、それを配布できます。このしくみにより、学内のウイルス対策水準を一定に保つことができます。

良い点その4、「インストールそのものが高速」である点について。最近のマシン、例えば、私のCORE2 DUO T7250のノートブックでは、インストールを始めて、数秒後にはもう「再起動しますか?」というメッセージが出ていました。インストールが高速なのは良いことです。

  • NOD32アンチウイルスの使いこなしのコツ、ツボ

-- これからNOD32アンチウイルスを使いこなそうとするユーザーに教えてあげたい、「使いこなしのコツ、ツボ」などあればお聞かせください。

第一に「NOD32アンチウイルスのミラーサーバの設定は非常にカンタンです」とお伝えします。アドミニストレータ用のNOD32アンチウイルスをインストールし、「ミラーサーバーとして活用する」にチェックボックスを入れるだけです。

NOD32アンチウイルスは動作が軽いので、誰かのパソコンを定義データベースのミラーサーバーと兼用させるという運用も、不可能ではないでしょう。

第二に「NOD32アンチウイルスの管理機能は、設計思想が大変素直です」とお伝えします。これまで各社の管理サーバーを使用・試用しました。しかし多くの管理サーバーは、設計思想にクセがありました。使う前に、そのクセを、こちらが歩み寄って理解しなければならず面倒でした。一方、NOD32アンチウイルスの管理サーバーは、その全体像や設計思想が素直で筋が通っていました。

  • 今後の期待

-- NOD32アンチウイルスへの今後の期待をお聞かせください。

私は、今発売されているウイルス対策製品の中で、ウイルス検出機能、動作の軽さ、管理機能など、機能面で最も優れているのはNOD32アンチウイルスだと考えます。知名度やブランドはともかく、機能で選ぶのなら、NOD32アンチウイルスが一番良い選択だと考えます。

NOD32アンチウイルスには、今の高性能をこれからも変わらず保ち続けてほしいと願います。 キヤノンITソリューションズには、今後も、鹿児島大学の学内ネットワークのセキュリティ向上のために、技術面、サポート面における倍旧の支援を期待いたします。

-- 今日は貴重なお話を有り難うございました。

[取材日時 2008年5月]

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鹿児島大学 学術情報基盤センターさまは、同センターにて運用管理している教育研究システムおよびキャンパス情報ネットワーク(KNIT)のサービスシステムを用いて、本学の学生や教職員などにサービスをされています。

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