ESET File Security for Linux設定リファレンス

1 Globalの設定

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h2 1.5 Scheduler

[Scheduler]では、定期的に実行するスケジュールタスクの設定が行えます。[Add new]ボタンをクリックすると、新規タスクの作成が行え、以下の6項目のタスクの作成が行えます。

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Scheduled task

スケジュールタスク名 内容
Run external application 外部アプリケーションの実行
Update ウイルス定義データベースのアップデート
Antispam update アンチスパムモジュールのアップデート

※他製品で利用する設定のため、ESET File Security for Linuxでは利用できません。
Logs maintenance ログのメンテナンス
On-demand computer scan オンデマンドスキャンを実施し、ESET Remote Administratorへ検査結果のログを送信

※[On-demand computer scan]を選択した場合、検査結果のログは[Global]-[Daemon options]-[Logging] で設定した内容で、既定では「/var/log/messages」に出力されます。
(ログの出力先を変更する場合は、ユーザーズマニュアル「3.12 ログファイル」をご確認ください。)
また、ESET Remote Administrator に接続する設定をしている場合、「/var/log/esets」配下に作成されたログが自動的に送信されます。
System startup file check システム起動ファイルのチェック

Run the task

項目 内容
User defined スケジューラの書式に従い設定したタイミングにタスクを実行

※スケジューラの書式はcrontabの書式に年のフィールドを追加したものです。分、時、日、月、年、曜日の順に 半角スペースを空け、指定します。

  分:  0~59 or *(アスタリスク)
  時:  0~23 or *(アスタリスク)
  日:  1~31 or *(アスタリスク)
  月:  1~12 or *(アスタリスク)
  年:  西暦4ケタ or *(アスタリスク)
  曜日: 0~6(0は日曜日) or *(アスタリスク)

例)毎週土曜日と日曜日の毎時11分にタスクを実行したい場合は以下のように入力します。
11 * * * * 0,6
Once 設定した時刻に一度だけタスクを実行
Repeatedly 決められた時間(分単位)毎にタスクを実行
Daily 毎日設定した時刻にタスクを実行
Weekly 毎週決められた時刻にタスクを実行

※複数の曜日を設定可能です。
Event triggered 設定したイベントが起こったタイミングでタスクを実行
  • [Every time the product starts]:ESET File Security for Linuxが起動するたびにタスクを実行
  • [The first time product starts each day]:一日一回、ESET File Security for Linuxが最初に起動したときにタスクを実行
  • [Successful update of the virus signature database]:ウイルス定義データベースのアップデートが成功した時にタスクを実行
  • [Threat detection]:脅威が検知された時にタスクを実行
  • [Not scanned file]:検査されないファイルが見つかった時にタスクを実行 ※1
  • [30 days before license expiration]:ライセンスの有効期限が30日以内になるとタスクを実行
  • [On scanning mail from local network]:ローカルネットワークからのメールを検査中にタスクを実行 ※1
※1:他製品で利用する設定のため、ESET File Security for Linuxでは利用できません。

Select fail start

※タスクの実行が失敗した時の動作の設定 ([Run the task]で[Event triggered]を選択した場合は省略)

項目 内容
Wait until the next scheduled time 次の設定された時刻まで待機
Run the task as soon as possible タスクが実行可能になったらすぐに実行
Run the task immediately after interval 前回実行された時刻から設定した実行間隔(分単位)が経過した場合はただちに実行