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ESET NEWS
ESETが予測する2013年の脅威動向
■モバイルマルウェアの台頭、ボットネットの猛威、クラウドからの情報漏えい
世界各国でセキュリティー研究を行っているESETの研究者は毎年末、その年の脅威動向を振り返り、翌年の傾向を予測しています。では、2013年にはどのような動きがあると考えられるのでしょうか。まず、モバイルデバイスを狙うマルウェアが大幅に増加し、Webサイトを経由したマルウェアの拡散が増え、ボットネットが引き続き猛威を振るうでしょう。そして、クラウドへの攻撃に起因する情報漏えいの頻発も確実です。
Androidマルウェアファミリーと不正な動作(ペイロード) - 2010~2012年
■:SMSを利用した有料情報サービスへの登録
Androidマルウェアファミリーの多くは、SMSを利用した有料情報サービスに登録しようとします。その次に多いのは、デバイスをゾンビ化するマルウェアです。このタイプのマルウェアに感染した場合、サイバー犯罪者にデバイスを乗っ取られ、別のマルウェアをインストールする、機密性の高いデータを外部に送信する、設定パラメーターを変更するなどの操作を遠隔地から実行される恐れがあります。
2010~2012年におけるAndroidマルウェアファミリーの亜種数
■:2012年の亜種数
Webサイト経由のマルウェア拡散: 2013年には、この数年観察されているあるトレンドがさらに加速するものと予想されます。それは、不正コードを拡散させるためにサイバー犯罪者が用いる手段の変化です。拡散にリムーバブルストレージデバイスを使用するマルウェアは減少傾向にあり、新たなユーザーを感染させるために別の媒体を使用するマルウェアが増えています。その新たな媒体とは、サイバー犯罪者によって乗っ取られたWebサーバーです。サイバー犯罪者は、Webサーバーを乗っ取った上でマルウェアを仕掛け、そのサーバーにユーザーを誘導するためのリンクを広めます。またこの手法では、盗み出した情報はそのサーバーに保存されます。ユーザーのコンピューターにはアンチウイルスソフトウェアが導入されている可能性が高く、マルウェアが検出され駆除された場合、そのデータも同時に削除される恐れがあるためです。 2013年に予測される脅威動向のさらなる詳細については、ESETラテンアメリカのリサーチチームが公開したレポート「2013年の脅威のトレンド~モバイルマルウェアの驚くべき成長~」をご覧ください。 ■ESET社について
1992年に創設されたESETは、企業および個人向けのセキュリティソリューションを提供するグローバルプロバイダーです。ESETは、プロアクティブなマルウェア検出技術のパイオニアであるとともに、この分野で業界をリードし続けています。ESET NOD32 Antivirusは、『Virus Bulletin』誌のVB100アワード最多受賞回数を記録しているほか、1998年の同テスト開始以来、「In The Wild」と呼ばれる実際に感染報告があるワームやウイルスを1つ残らず検出しています。 ESET NOD32 Antivirus、ESET Smart Security、ESET Cybersecurity for Mac、ESET Endpoint Security、ESET Endpoint Antivirusは世界中の数百万のユーザーに利用されており、各方面から極めて高い評価を得ています。 ESETは、スロバキアのブラティスラバにグローバル本社を、米国のサンディエゴ、アルゼンチンのブエノスアイレス、シンガポールに地域流通拠点を構えています。また、ブラティスラバ、サンディエゴ、ブエノスアイレス、シンガポール、チェコ共和国のプラハ、スロバキアのコシツァ、ポーランドのクラクフ、カナダのモントリオール、ロシアのモスクワにマルウェア研究センターを置き、世界180か国にまたがる広範なパートナーネットワークを築いています。 | |||||||
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