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ウイルス定義データベース
最新バージョン 32361 (2025/12/16 13:54) |
まず「値段が高い製品」と「明らかに機能不足の製品」を落としたわけです。続いて残り4社について、動作の軽さと、ウイルス検出率を比べました。
-- ウイルス検出率はどのように比べたのですか。ウイルス対策の専門誌VirusBulletin誌で一度でも100%アワードを受賞した製品は合格ということにしました。一回でも100点満点を取ったことがあるのなら、ウイルス検出は大丈夫だろうという考え方です。 -- 動作の軽さはどのように比べたのですか。カタログスペックによる比較ですか。カタログスペックに頼らず、自分で調べました。調査方法は以下の通りです。
-- 比較テストの結果、どうなりましたか。以下のような結果が出ました。
※:NOD32を100とした場合の相対比較
-- この表を見る限り、メモリ使用量においてはF社がいちばん少なく、次いでNOD32、G社、H社の順番になっており、いちばん軽いのはF社です。なぜF社ではなくNOD32を選んだのですか。確かに「メモリ使用量という数値」ではF社がNOD32に少し優っています。しかし「実際に使ってみての体感上の軽さ」は、NOD32の方が上でした。 -- 製品Fの方が、メモリ使用量は少ないのに、体感上は、NOD32の方が軽い…なぜ、そういうことが起きると思われますか。あくまでも推測ですが、1):内部アルゴリズムの良し悪し、2):ウイルス定義ファイルの配信量の軽さ。この2つが要因かもしれません。 内部アルゴリズムについては、以下のような推測です。
NOD32は、おそらくプログラムの内部アルゴリズムが優れているのだと予測されます。だから製品Fよりメモリ占有量が少し多くても、動作が速く、そして体感上、軽くなっているのではないかと。 -- ウイルス定義ファイルの配信量については。ウイルス定義ファイルのサイズが小さければ、バックグラウンドでのダウンロード時間も短くなり、マシンの動作も軽くなると予測できます(このことも、メモリ使用量とは関係ありません) NOD32では、ウイルス定義ファイルのサイズが、一回当たり数10KB(3ヶ月に一回は4MB)と軽量でした。他の製品は大抵一回当たり1MBぐらいあり、NOD32の10倍以上です。最も重い製品の場合、一回に12MBをダウンロードしなければならないこともあります。
-- その他、NOD32で評価できる点はありますか。設定画面のインターフェースが分かりやすいと思います。インターフェースは人それぞれに好みがありますが、われわれのような技術者の心理としてはNOD32のような網羅性と一覧性を備えた画面を使いやすく感じます。 -- 現在、ときわ情報では、どのようなウイルス対策体制をとっているのですか。クライアントの防御がNOD32、ゲートウエイ(メールサーバー)の防御がプロバイダ提供のウイルスチェックサービスという二段体制です。 -- プログラマは、開発作業のさまたげになるのを嫌い、ウイルス対策製品をつい外しがちだと聞きます。ときわ情報ではどうですか。弊社では、開発者がウイルス対策ソフトを外すようなことはありません。JAVAプログラムのビルドなどマシンリソースを極度に使う場合のみ、一時的に外すこともありますが、日常的には常駐させっぱなしです。プログラマとしても、開発の仕事の邪魔にならないのなら、ウイルス対策ソフトがマシンを守ってくれた方がよいわけです。NOD32は、動作が軽いので、プログラマにとって邪魔になりません。そうであれば手間ひまかけてNOD32を外す理由はありません。
-- 今後のNOD32への期待をお聞かせください。今までどおりの「軽さナンバーワンのウイルス対策ソフト」でありつづけてください。期待しています。 -- 今日は貴重なお話を有り難うございました。[取材日時 2006年8月]
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