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セキュリティニュース
中国で蔓延しているウイルス「Win32/KanKan.A」への対応について
[ 2013.10.21 最終更新 ]

ESETセキュリティ製品をご利用いただき、誠にありがとうございます。

ESET社のウイルスラボの調査によると、2013年8月以降、中国国内で「Win32/KanKan.A」の感染拡大が確認されております。本ページでは、このウイルスの調査結果についてご案内いたします。

「Win32/KanKan.A」は、以前の記事「日本で蔓延しているDDoS攻撃を行うウイルスへの対応について」でご案内した「Win32/DDoS.Orbiter.A」と呼ばれるウイルスと同様に、「ファイル読み込みの高速化」などの機能を謳ったソフトウェアとして、ユーザーが攻撃者の隠された意図に気付かず、インストールしてしまいます。

コンピューターにこのソフトウェアがインストールされ、起動すると、MS Officeのプラグインがインストールされます。さらに、インストールされたMS Officeのプラグインが、Android用アプリケーション(apkファイル)を攻撃者のサイトからダウンロードします。最後に、コンピューターにAndroid端末が接続されると、コンピューターにダウンロードしたアプリケーション(apkファイル)が自動でインストールされます。

本ページでは、このウイルスに関するESET製品の対応状況についてご案内します。
このウイルスは、ESET製品にて以下の通り検出されます。

■対応しているウイルス定義データベースと検出名

2013年8月1日21時頃(日本時間)に配信されたウイルス定義データベースにて、下記の検出名で定義されました。

ウイルス定義データベース:8635 (20130801)

  • Win32/KanKan.A
  • Win32/KanKan.Aの亜種
  • ※ ウイルス定義データベースのバージョンが上記のバージョン以降であれば、上記の検出名で検出されます。
  • ※ 今後、現在確認されているウイルスの亜種が発生する可能性があります。ウイルス定義データベースは常に最新のものをご利用いただきますようお願いいたします。

◆関連情報◆

ESETブログ(英語)
Win32/KanKan - Chinese drama

 
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